今回はボドゲのデザインコンテストのご紹介です。
第四回WODC(World Original Design Contest of Board Game:世界オリジナルボードゲームデザインコンテスト)の応募が7月25日から開始されます。今日ですね。
まずは配信記事と公式サイトをどうぞ。募集するテーマは特に指定しない(ただし、2人用対戦ゲームおよび開始前にデッキ構築が必要なTCG的なゲームは選考外)ようです。
配信記事:https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20220722114/
公式サイト:http://wodc.yokagames.com/jp
中国のアナログゲーム会社YOKA GAMESが主催するアナログゲームのデザインコンテストです。準決勝進出作品は商品化を検討するとのことです。
アナログゲームのデザイナーを応援したい! ということで、参加者同士の交流の場を作ったり支援したり、という側面もあるコンテスト。
プレイ時間60分以下の軽ゲー部門、60~120分の重ゲー部門の2部門あり、それぞれの1~3位と特別賞には賞金が贈られるそうです。その総額は最大10400USD。日本円にして140万以上。
ただ、過去の受賞作を検索してみても日本からでは見られないのか検索にかからなかったり、過去に審査員が全員参加辞退するといった騒動もあったり……とちょっと、色々心配になる感じ。
ということで公式サイトにある「同意事項」を読んでみました。同意事項のPDFは全文英語なので機械翻訳頼みなんですけどね。
気になるのが権利関係ですよね。
9.Rights Managementの項を読むと、商品化等の権利はコンテスト中一時的にYOKA GAMESが持つようです。コンテスト中に応募者が別ルートで商品化しちゃうとコンテストの趣旨が破綻しちゃいますからね。そして、この権利はコンテスト終了後にデザイナーに返還されるとのことです。
機械翻訳した内容を以下に貼り付けます。機械翻訳なのでおかしな所もあるかも。きっちりチェックしたい方は公式サイトから原文(英語)の同意事項を確認してみてください。
権利管理
http://wodc.yokagames.com/v4/pdf/treaty-english.pdf
a. 主催者は、すべての応募作品について、商業的協力のための第一選択権を留保します。
a. 主催者は、WODCに応募されたすべての作品について、商業提携のための第一拒否権を有します。コンテスト終了後、主催者は、参加者に対し、以下の事項を提供することができます。
a. コンテスト終了後、主催者は、応募作品について商業契約を締結し、製品化・商品化を図るための
を提供し、その後、プロジェクトの製品化および商業化を行うことができます。参加者
受賞後、主催者は、応募作品の商業契約締結、製品化、商品化に向けた協力の意思表示を行うことがあります。
コンテスト授賞式の翌日に、何ら通知することなく、商業的協力の権利を返還します。
いかなる通知も行われません。
上記にかかわらず
1) セミファイナルに進出できなかった作品については、すべての商業提携の権利を該当する参加者に返還します。
準決勝に進出できなかった作品については、すべての商業提携権を該当する参加者に返還します。
主催者は、セミファイナルに進出できなかった応募作品について、商業提携権の返還を求める書面を作成します。
2)主催者は、セミファイナルに進出した落選者に対し、協力の権利を返還する旨の書面を作成します。
2) 主催者は、セミファイナルに進出した落選者に対し、コンテスト終了後、電子メールまたは公式ウェブサイトを通じて、協力権を返還する旨の書面を作成します。
b. b. 出版権および商業的協力の権利が主催者から返却された応募作品について
b. 主催者が出版権および商業提携権を書面で返却した応募作品については、主催者の判断で取り扱われるものとします。
b. 書面により公表権および商業的協力権が返送された応募作品については、応募者の判断で処理されるものとし、主催者は、推薦権、展示権および宣伝権を保持します。
主催者は、WODCの歴史的な記録を保持するために、これらの応募作品の推薦、展示、宣伝の権利を保持します。
を保持します。
という訳で、権利関係ちゃんとしてそう。良かった。EJPゲームズも応募するかもです。