現在リメイク中のターンアップシャーク。テストプレイを重ねています。
今回はそのテストプレイで感じたことや、気づきみたいなものを書いていこうと思います。
「バカゲー作りたいなー」と思っている人の役に立つかも知れません。
ターンアップシャークは、B級サメ映画をモチーフにした「バカゲー」です。
サメが突然登場して、人を襲って、即死させる。そんなコンセプトで作られているゲームです。
ターンアップシャークのゲーム性は、一言で言えば「足の引っ張り合いができる坊主めくり」です。
坊主めくりという時点で運ゲー。ゲーマーが好むゲームではない、というイメージがあると思います。
運の要素が強すぎれば一歩間違えれば、まったく楽しくないクソゲーになってしまいます。
ですが、ターンアップシャークの場合は「クソゲーだから面白い」という変な状態になっています。
B級サメ映画自体が、理不尽に死ぬ、突然死ぬ、意味不明に死ぬ、というモノなので人間同士が足を引っ張りあいながらバタバタ死んでいくのがモチーフに嚙み合っているんです。
……嚙み合っているんです、と言い切りましたが、それを確かめるのがテストプレイです。ここからが本題。
結論から言えば「楽しいかどうか」が、確認すべきことの全てだと思います。
簡単に聞こえるかも知れませんが、これがなかなか難しいんです。なのでまずは、コンセプトがブレてないか、という視点で見ると良いと思います。
ターンアップシャークをテストプレイすると、割とサクサク死亡します。バカゲーなので、バカバカしく即死をするのはコンセプト通りです。
ですが、大切なのはそれが面白いかどうか、という所。
運ゲーで即死したのにゲラゲラ笑えるゲームになっているならOKですが、それで詰まらないなら本当にクソゲーです。
ターンアップシャークの場合、リメイクした部分も含めてプレイヤーが工夫できるようになっています。工夫して、それで生き残るか、理不尽に死ぬか、という所に面白さが生まれています。
テストプレイでも、負けた人が大笑いすることがよくあります。理不尽すぎて笑ってしまったり、カードに書かれたキャラクターに謎の物語性(巨大サメを倒したハンターが酔っ払いに殴り倒されたり、市長が突然チェーンソーで武装して市民を襲い始めたり)が発生して笑えたり。
生き残れたら嬉しいのは当然ですが、サメ映画ということで死ぬ方も楽しくなっているのがポイントで、先に書いたように「噛み合っている」と言う訳です。
バカゲーでも、真剣に勝とうとしてもらえないと楽しみが薄れます。けど、バカゲーだからこそ、負けたときは反省するよりも笑ってもらいたい。
バカゲーを作りたい人は、楽しいかどうか、コンセプト通りかどうか、そして負けた人が笑うかどうかを見ると良いかも知れません。
負けた人も笑わせられるなら、クソゲーではなくクソゲー(ほめ言葉)やバカゲー、と言ってもらえると思います。
次回はターンアップシャークリメイクの追加要素、配役カード(仮)についてお話ししようと思います。
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