ボドゲと直接関係ないんですが、面白い記事があったのでご紹介。まずは、リンクをどうぞ。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2207/26/news032.html
「英語禁止〇〇って横文字禁止〇〇になりがち」 確かに……
「語学知識があると”アルバイトはドイツ語だからセーフ”みたいに盛り上がる」 なるほど。これは面白いですね。豆知識的な楽しさがあります。でも、ボドゲデザイナー的にはちょっと気になる点が……
語学知識があると英語禁止ゲームが奥深くなって楽しい、という話題なんですが、厳密にやると地獄になるんじゃないかなと思います。
例えば、アルバイトはドイツ語、カルタはポルトガル語、みたいな豆知識がありますが何語であれ外来語が定着することはよくあるわけで、厳密に語源を探り出したら大変なことになります。
明らかに英語だろって言葉でも「元はラテン語」「元はギリシャ語」とかありそうですし、逆に現在英語扱いなら英語というルールでやるなら「津波(tsunami)」「侍(samurai)」とかどうしましょう。発音で判定しましょうか……
いや、発音で判定するならカタカナ英語は日本語扱いになってしまうので「横文字禁止ゲーム」よりガバガバになってしまいます。「”アメリカ”じゃなくて”亜米利加”って言ったから大丈夫!」みたいな。うーん……? どこで切り分けよう。
英語禁止のボドゲというと『ボブジテン』が思い出されます。
紹介ページ:https://boku-boardgame.net/bob-jiten
「チョコレート」や「キャンプ」といったカタカナ語のお題をカタカナ語を使わずに説明するゲームです。そう。カタカナ語禁止ゲームなんですよ。英語禁止ではなく。
言語って複雑で、変化していくモノなので「〇〇語」をどこで線引きするか難しいかと思います。元の話題の「横文字禁止になりがち」という指摘も、「英語禁止」では遊びづらいから遊びやすいようにルールが変形して最終的に「カタカナ語禁止」になったのかなと思います。
なので私としては、英語禁止ゲームはルールを厳密に直すより、名前を「横文字禁止ゲーム」に変えるのが良いと思います。