Midjourney(ミッドジャーニー)というものをご存知でしょうか。
文章を入力するとイラストを自動生成してくれるAIで、入力のコツを掴めば驚くほどクオリティの高い画像を生成できるようです。
先月くらいからツイッターで話題ですね。さまざまなブログでも取り上げられ、ヤフーニュースの記事にもなっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/382797d8c04bbf7d67f052b1b59b512b3c9fdcb3
引用した記事では「画家を駆逐するリアリティ」と銘打たれ、イラストレーターやコンセプトデザイナーなどは自動生成ツールに取って代わられるというコメントが紹介されています。
しかし、ツイッターを眺めてMidjourneyで遊んでる人たちの様子を見てみると、思ったようなモノができずAIへの発注を繰り返したり、クオリティを上げるための「呪文」を見つけ出したりと、工夫を重ねているようです。
さらに気になるのが、ネットに情報が少ないタッチの絵は学習に使えるデータが少なく苦手なのでは? という所。特徴的な絵柄で目を惹きたい、という要望とは相性が悪そう。
技術が進歩すれば解決していきそうですが、より精密なことができるようになれば「AIの使い方」の専門性も上がるので結局、絵を描く技術とは別にAIを使いこなす技術が必要になるだけのような……
使い方にコツが必要なようですが、Midjourneyは様々なイラストを生成できます。ボドゲに活かすとしたら、例えば『ディクシット』のような抽象的な画像を作るのに使えそうです。
http://hobbyjapan.co.jp/dixit/
「語り部」のプレイヤーが手札のカードを1枚選び、その絵柄から連想される言葉を言います。他のプレイヤーはその言葉に関係ありそうなカードを1枚出し、出そろったカードから語り部のカードを当てます。全員正解でも全員失敗でも点が入らないので、程よく伝わる言葉を選びましょう。
他にも、出来上がった画像から基になった言葉を当てる「逆算クイズ」などもできそうです。AI生成のイラストは作者側の意図を隠しやすそうなので、見た側が意味を解釈するゲームと相性が良さそうだと思います。
ボドゲでAIを活かすなら「カードイラストを担当してもらう」よりも「AIを使って遊ぶ」方向で使ってみたいです。