今日のお題は「別れ」。さよならだけが人生だ、なんて言葉もありますね。井伏鱒二が都々逸調に訳した漢詩の一文だとか。
別れとは悲しいものですが「あーようやく縁が切れたー清々するわー」なんて別れもあるかも? 人生色々と言いますし、別れもまた色々あるでしょう。もっと考えると「別れたいけど別れられない」「別れたくないけど別れないといけない」なんて複雑な事情の関係もあるでしょう。
お、ジレンマっぽいですね。ということはゲームにできますね。
『お友達 ”まで” でお願いします』
キャラクターにいろんな要素を足して、別れたくないギリギリを探る心理ゲーム。
①これから要素を足すキャラクターの見た目を決める。顔のイラストが描かれたカードを混ぜて一枚公開する
②各プレイヤーは美点カードをキャラクターに付け加える。美点カードには人間的に好ましいとされる要素(礼儀正しい、優しい、など)が書かれている。美点カードをよく混ぜてキャラクターの下にランダムに5枚並べて公開する
③「そのキャラクターと仲良くしたい」と思う人は手を挙げる。二人以上手を挙げたらゲーム続行。
④次にスタートプレイヤーから「仲良くしたくなくなる要素(嫌な所)」を追加していく。嫌な所は、プレイヤーが自由な発想で言って良い
⑤嫌な所が追加される度に③の挙手を行う(ただし、直前に嫌な所を追加したプレイヤーは挙手に参加しない)。手を挙げる人が1人になったら、直前に嫌な所を追加したプレイヤーが勝利。誰も手を挙げなくなってしまったら、そのラウンドは失敗として①からやり直す
全員に嫌われると失敗になるので、ほどよく嫌なキャラクターに仕上げましょう。
ルールを考えながら、嫌な所を追加するというネガティブ方向と、良い所を追加するポジティブ方向とでどっち向きのゲームにしようか悩みました。結局、嫌な所を追加する形にしたのは「その方が考えやすいだろう」と言う理由です。