こんにちは!
EJP株式会社では、毎月定期的に社内でボドゲ会を開いています。
ゲームの流行やシステムなどを勉強するための会です。
勉強するための会です!
……たぶん。
というわけで、プレイしたゲームのレポートをしていきたいと思います!
ただレポートするだけじゃつまらないので、ゲームを作る上で意識してることとかも書けたらな、と思います。
ゲームデザイナーはジェームズA.ウィルソン(James A Wilson)さんです!
ゲームとしては、ワーカープレイスメントとカードプレイが合わさったゲームです。
特筆すべきはコンポーネント!
大きな木!
可愛いコマ!
綺麗な資源!
そして、大量のカード!
ボードゲーム プレイヤーが好きな要素てんこ盛りですね。
詳しいルール説明は他のサイトに任せましょう。(?!)
こちらでは特筆すべき点や面白い点を紹介していきます!
このゲームはワーカー(動物コマ)をアクションマスに置き、書かれた効果を実行します。
1ラウンド目は2個、2Rは3個、3Rは4個、4Rは6個のワーカーを使用できます。
普通は全員の行動が終わったらラウンド終了。
って感じですが、エバーデールは違います。
なんと勝手に自分だけラウンドを終わらせていい!
ん? ってなりますが、そうなんです。
というのも、このゲーム。自分のターンでできることは以下の3つ(1つ選ぶ)。
・ワーカーを使用し、アクションマスの効果を使用する。
・手札のカードをプレイする。
・ラウンドを終える(自分のみ)。
つまり、たくさんカードをプレイするとワーカーを使用しないので、自分だけ1ラウンドが長くなるということ。
それによって1ラウンド目の人もいれば、2ラウンド目の人もいる。なんてことが起こり得るのです。
このシステム。何がいいかというと、暇しないことです!
一般的なワーカープレイスメントでは、ワーカーがなくなったらそのラウンドが終わるまで何もできません。
しかし、エバーデールはそれがありません。
やることが終わっちゃったから、自分だけ次ラウンド進んどくねってことができるのです!
ボードゲームでプレイヤーがすることのない時間のことをダウンタイムとか言ったりします。
ゲームを評価する上でダウンタイムはあまりいいものと捉えられていません。
まあ、せっかく遊んでるのに暇するのもなーって感じですよね。
ゲームを作る上で、ダウンタイムを減らすことは一考すべきことです。
その際にできることはいくつかあります。
・全員同時行動にする
・1ターンを短くする
・相手ターンも考える必要があるくらい難しくする
・相手ターンにも行動できるようにする
・相手ターンの動向を見てるのが楽しいゲームにする
・プレイ人数を減らす
etc.
書き並べてみたら、途中からねじ込むのは難しそうな要素が多いです。
ということは、アイデアを練り込むはじめの段階あたりで考慮しておく必要があるということ。
特別に意識しないと忘れちゃいますね。
まあ、ダウンタイムを許容しても余りあるくらい面白いゲームは沢山あります。
だから、可能なら減らすくらいでもいいのかもしれません。
ボード上には基本のアクションマスが描かれています。
それはどのゲームでも共通。
エバーデールでは、さらに+αで4つアクションを用意します(ランダムにマスの描かれたカードを4枚置く)。
そして、そのアクションはどれも強力!
この要素の何かいいかというと……。
・毎ゲーム、異なるゲームを遊ぶことができる
・定石が固まりにくく、その都度対応できるプレイヤーが有利になる
・+αのアクションによって、カードの強さが変化すること
です!
やる度に違うゲームをプレイできるような素晴らしいシステムです!
獲得しやすい資源が変わるので、カードのプレイしやすさも変わるのがいいですね。
しかし、この要素はゲームを面白くできる一方、大量のテストプレイが必要になります。
全通り(無理でも大半)試したのか。
それとも、バグがあってもそのパターンだけやし、と放り投げたのか。
エバーデールはどっちでしょう?
エバーデール。とても面白かったです!
やはり、てんこ盛りのコンポーネント・大量のカードプレイ・ワーカープレイスメント。
ゲーマーの好きな要素を詰め込むと、ゲーマーの好きなゲームになる! (語彙)
総じて圧が半端ないゲームでした。
もっとやり込んでいきたいですね。
追加セットも出る予定(出てる?)みたいで、もっと楽しめること間違いなし。
これを見て気になった人はぜひ買ってみてください!