2020-03-06
ブラウメアの話に戻る。
「削る」ことが大切。ということで、いろいろな要素を削っていった。
例えば、特殊カード。
もともと、ブラウメアには特殊カードがあった。
例えば、「捨て札を1枚手札に加える」や「1人の正体を確認する」など。
テストプレイでは、この「捨て札を1枚手札に加える」が強力すぎた。
というのも、ブラウメアは同じ絵のカードを揃えるゲームである。他人と協力して揃えるのが面白いのに、この特殊カードは誰とも協力することなく、1ペア揃えられてしまう。しかも、ゲーム中だいたいのペアがこのカードによって揃えられてしまうのは単純に良くなかった。よってBan。
また、単純に特殊カードが良くなかった。
というのも、私はブラウメアは「質問」のゲームであると考えている。ワードゲームでありコミュニケーションゲーム。
しかし、特殊カードを入れたブラウメアは、特殊カードを使うのが楽しいのであって「質問」遊びが楽しいとは感じ難かった。
面白みが離散して、ちぐはぐになっている印象であった。
ので、特殊カードを削った。
また、「記憶の操作」というシステムも変更した。
記憶の操作とは、ペアになって裏で置かれた記憶カードを手札のものと交換できるシステムである。
記憶置き場にある伏せられたカードに干渉できたり、手札でダブったカードに対する救済処置である。
ナイトメアの攻撃手段であり、ミトの攻撃手段でもある。しかし調整が難しく、ないほうが良いということで削られた。また、「質問」を用いてペアを揃えて欲しかったので、不要とも考えた。
他にも細々と調整した。
そして、ブラウメアをパーティーゲームであると感じた私は、大きくゲームの内容を変えていくこととなる。