2/11(月)に開催されたオーテマチスピン主催のボドゲ会は多数の参加者の方々で大変盛り上がりました。
ボードゲームで遊ぶだけではなく、製作者の方々ならではのノウハウや苦労などの意見交換も行うことができて、充実した時間を過ごさせていただきました。
ほとんどレギュラーでご参加頂いているダイスキャスターズ様は3つも自作ボドゲを持って来ていただきました。
こちらはその一つで、手札の絵柄をボードに置いたコマで揃えていくゲームです。
美しいレジンのコマは自作されているもので、それらを手札の絵柄の通りに色・場所をボードに並べていきます。
手札の上下左右に向きはなく、好きな通りに配置が可能なのですが、なかなか目的の形に配置できない…
ルールは非常にシンプルですが、直観力や空間認識力といった各種力量を問われる奥深い作品に感じました。
こちらは以前から作成されている「乱武」というアブストラクト系ゲームです。
何度か拝見させていただいていますが、かなりブラッシュアップされており、ゲーム性は十分に固まっている印象です。
4人プレイも可能であるため、ワイワイとできるゲームでもありながら、思考回路をフルに活用する戦略性もあり、かなり完成度が高いゲームに感じました。
さまざまなゲームを並行で作成していて、このノウハウと経験は一生敵う気がしないと感じました…
先日もプレイさせていただいた「アルミ缶の上にあるみかん」。
こちらは前回のテストプレイでの反省点がきっちりとブラッシュアップされて、運要素を極力排除し、戦略性も兼ね備えたゲームになっていました。
プレイヤーの手札はカラー分けされていることで、各プレイヤーの「クセ」や傾向を見抜き、回答まである程度の予測が可能なゲームに仕上がっています。
3つのゲームをきっちりとブラッシュアップし、また並行して作業されており、大変参考になりました。
ヤネカン様にお持ちいただいたのは、現在作成中のゲーム。
ドイツ語で書かれた単語を組み合わせて、強力な魔法を作り出すゲームです。
基本的にはヤネカン様が作成した前回の作品に登場したキャラクターが登場するスピンオフゲームという扱いとのことで、キャラクターを活用したコンセプトが大変参考になります。
こちらのゲームはドイツ語で書かれた単語のカードを組み合わせることで、いかにかっこよく最強の魔法を作り出し、そして、いかにプレイヤーを納得させるかがポイントです。
実は裏面にはドイツ語の日本語訳が書かれており、フレーズはかっこよくても日本語が意味不明になり得てしまうのです。
カードの点数が高いものはより意味不明な日本語になっていて、自分でも説明が困難です…
少しかっこよくて、少し恥ずかしい…みんなでワイワイと遊ぶにはかなり最適なゲームです。
初対面の方もおられましたが、このゲームによって打ち解けられることができました。
森のコマさん様がお持ちになった新作ボドゲ「ウイルスとロボの7日間」(略:ウイロボセブン)は多数のボードを駆使したゲームになっていました。
まだ、策定途中のルールもあるようで手探りの部分もあったようです。
この「持ち込みボドゲ会」はテストプレイも重要視しているので、みんなで真剣にゲームを良くするためのアイデアを意見交換しました。
新しいゲームを作るときには、何らかのルーツがあると思います。
そのルーツに基づいたシステムがあって、それらと自分の短なものを組み合わせたいと考えるのが良くあるかなぁと思いました。
今回は、パソコンやウイルスなどといったものをキーワードにルーツとなるゲームのシステムを組み合わせたものがコンセプトであったようです。
そこに着目して、みんなでどうしたら良いか、こうしたら良いか、一つずつ矛盾やこじつけといったわかりづらい部分を排除していきました。
今回のこの場だけでは改善はしきれないかもしれませんが、何かしら見えてこられた部分はあったかと思います。
特に少人数、個人で主催されているサークル様は、意見交換する場面が少ないかと思います。
そういったことを解消するためにもこのオーテマチスピン主催「持ち込みボドゲ会」を活用していただければなぁと思います。
何だかかんだで、休日を利用してたっぷりと時間のあったボドゲ会ですが、製作者ならではの意見交換に花が咲き、あっという間に時間が経ってしまいました。
ダイスキャスターズ様にはお気遣いいただき、多数のボドゲをお持ちいただいたにも関わらず、段取りが悪く全て遊ぶことができずに申し訳ありません…
次回はぜひぜひ全てのボドゲを遊び尽くせればな…と思います!!
ボドゲで遊びたい、製作者ならではの意見交換をしたい!などありましたらオーテマチスピンの「持ち込みボドゲ会」にご参加ください。
会費は無料ですし、お飲み物、お菓子のご希望があればご用意いたします。
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