ボードゲーム & カードゲーム の 開発

1月社内ボドゲ会レポ ② 〜「パンデミック:新たな試練」とゲームのハンデについて〜

①紹介・概要

協力ゲーの古典、パンデミック:新たなる試練!!

知ってる協力型ゲームは? と訊かれたら、挙げられる名前No.1といっても過言ではない本作。

 

テーマは名前の通り、病原菌VS人類。

刻々と世界に広がっていく病原菌を除去。時間を稼ぎながら特効薬を作る!

といった感じのゲームです。

 

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世界地図のボード。綺麗な病原菌?

このゲームの特徴は、「The協力ゲー」だけでなく、多彩な拡張が出ていることも挙げられます。

というのも、初めてパンデミックが発売されたのは2008年(英)。

さいきん……。いえ、10年もの間、人気ゲームであり続けたすごいゲームなんです。

特装版等も出ていますが、拡張セットも沢山出ています!

 

パンデミック拡張:迫りくる危機

パンデミック拡張:化学の砦

パンデミック拡張:緊急事態宣言

 

パンデミックカードゲーム「接触感染」

パンデミックダイスゲーム:完全治療

パンデミック:レガシーシーズン1

パンデミック:レガシーシーズン2

パンデミッククトゥルフの呼び声

パンデミック:イベリア

パンデミックライジングタイド

パンデミック:ローマの落日

パンデミック:迅速対応

 

……多っ。10年って長いですね。

 

上の3つはパンデミックの基本に追加して遊ぶもの。

下はそれで独立して遊べるものになっています。

 

特筆すべきは「レガシー」系

 

ボードゲームのジャンル(システム)として、レガシーシステムというものがあります。

イメージとしては「引き継ぐ・不可逆」な感じです。

一般的なボードゲームは、2回目以降のゲームもそれと同じゲームを遊びます。

しかし、レガシーシステムを採用している場合はその限りではありません。

なんと、基本的に2度と同じゲームで遊ぶことができなくなるのです!

 

カードに書き込んだり、カードを破ったり。

ゲームがストーリー仕立てになっていて、2回目は知っているため楽しめなかったり。

 

パンデミック:レガシーには後者の要素があるみたいです(未プレイ)。

普通のパンデミックにストーリーが加わり、いろんな未知のイベントが起こる。

また、シーズン2では未知のマップが明らかになっていく仕様らしいです。

 

1回しか遊べないのか……、と否定的に捉えられることが多いレガシーシステムですが、これはもうめちゃくちゃ面白いです。

 

私がレガシーシステムでプレイしたことあるのは『EXIT』シリーズです。

これは脱出ゲームをボードゲームにしたもの。

コンポーネントを破いたり、書き込んだり。とにかくなんでもあり。

利用できるものはなんでも利用する名脱出ゲームです。

とにかく初プレイ時の感動は筆舌に尽くし難い。

 

レガシーシステムの何がいいかというと、予想してないことがバンバン起こること。

一般的なボードゲームの縛りから解き放たれてる感じがします。

 

レガシーシステムは、ストーリー系や脱出ゲーム系ととても相性がいいです。

どちらも未知の状態が楽しいという点で共通していますからね。

 

けれども、レガシーシステムのゲームってどうテストプレイしてるんでしょう。

外部でやるとネタバレ。内部だけでやると、みんなネタを知ってる。

どうするんでしょうね。

 

 

……さて。長々と語ってきたものの、今回のゲームは「パンデミック:新たなる試練」。

 

協力ゲームです。

 

 

②ルール説明・特筆点

ルールは他のサイトに任せましょう。

 

みんなで話し合い、行動を決定する。

一般的に想像する協力ゲーがここには詰まっています。

 

特に気に入ったシステムは難易度調整です。

パンデミックは簡単(入門)・普通(標準)・難しい(英雄)と3段階に難易度調整ができます。

今回のゲーム会では、とりあえず簡単から始めました。

(クリア後、調子に乗って難しいでプレイしたら即死しました)

 

難易度調整というのは協力ゲーならではの視点です。

対戦系のゲームで、難易度調整を取り入れようとすると「ハンデ」になるのでしょうかね。

ハンデを設定できるゲームはあまり見たことないような気がします。

 

というのも、基本的にゲームは全員に平等に勝機があるはずだからです。

もちろんプレイスキルである程度上下はするのですが、ボードゲーム(特にドイツゲーム)は運を上手に組み込んで、みんなに楽しんでもらおうと作られているものが結構多いです。

ですので、いくらプレイスキルが高かろうが負けるときは負けるし、初心者が勝つときもあります。

そのためか、あまりハンデがルールとして用意されているゲームは少ないのでしょう。多分。

 

もちろん例外もあって、運があまり関わらず(関わったとしてもしっかり対応できる)、ゲームプラン立てや、計算が必要でプレイスキルが如実に現れるゲームもあります。

ぱっと出る例で、アグリコラとか。

私ごとですが、友人がやり込んでいて微塵も勝てる気がしません。

そのためか、うちではほとんど立たないゲームになってしまいました。

勿体無い。

そう考えると、難易度が高く腕が出るゲームには「ハンデ」をルールに載せておいたほうがいいのかもしれませんね。使う使わないは別としても。

 

 

③感想

パンデミック協力ゲーの祖、けれども未だ進化を止めないすごいゲームです。

まだ協力ゲームをやったことない人はぜひパンデミックをやってみて下さい。

相談や方針の話し合いは、対戦ゲームにはない要素でとても面白いです。

是非、パンデミック遊んでみて下さい!

 

……にしても、最高難易度はどうやってクリアするんでしょう。

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