お題は「予言」。
予言というと真っ先に「雨が降るまで祈りつづければ100%上手く行く雨乞いになる」というようなことを考えてしまいます。ひねくれものな中の人です。
予言をゲームにする。ということで、プレイヤーが予言するのが面白いかな? と思いましたが、突然「予言してください」と言われて思いつくのは難しい気がします。
では、予言が当たるかどうかを賭けるようなゲームはどうでしょう? ゲーム的な面白さを考えると「予言が当たるかどうか」のイチかバチかを当てるのは、あまり面白くないかも。
うーん……と悩みつつ、予言について想像を膨らませて行くと、最初に書いた雨乞いの話に思考が戻ってきました。そしてふと思います。「当たるまで言い続けた人や偶然当たった人と、何が起きるのかを本当に知っていた予言者は、区別できるだろうか?」
自分の中の疑問に、何やら正体隠匿っぽい雰囲気を感じたので、そういう方向でゲームを考えてみます。
『予言者バーゲンセール』 4~6人
やたら沢山いる予言者の中で「本当に情報を持っている人」を当てるゲーム。
①抽象的な絵が描かれたカードを18枚使う。全て裏にしてよく混ぜて山にする
②回答者を1人決める。残りのプレイヤーは回答者に分からないように予言者1人を決め、残りはニセ予言者になる
③予言者だけが山札を確認する
④回答者は、自分以外のプレイヤーを一人ずつ指名して「山の一番上のカードはどんなカードか」を質問する。聞かれた側は「予言」で返す。予言はどんな抽象的ないいまわしをしても良いし、具体的に言っても良い
⑤回答者が十分質問したと判断したら山の一番上のカードを確認する
⑥回答者は、本物の予言者がわかったと思ったら、そこで回答を行う。回答が正解なら回答者と予言者の勝利。失敗したらニセ予言者たちの勝利となる
⑦カードを確認しても回答できない時はつづけて、次のカードについて質問を行っていく
⑧カードを5回確認した時点で、回答者は回答しないといけない
カードの柄を一人だけ知っていて、それが誰かを当てるゲームにしてみました。カードの柄が抽象的なぐねぐね、カラフルなものにすればどう表現するかの面白さがありそうです。ニセ予言者はカードの柄はわかりませんが、予言者が誰かは知っているので具体的すぎる予言はマネされるかも。