ボードゲーム & カードゲーム の 開発

令和最新版サイコロ IoTダイスが面白い!

ボドゲに活かせそうな面白アイテムを教えてもらったのでご紹介します。

まずは、こちらをご覧ください。https://www.gizmodo.jp/2022/05/godice.html
動画(英語音声):https://www.youtube.com/watch?v=DIH0D06kLsw&t=72s

ピカピカ光るサイコロ、おしゃれ! というだけでなく、現実で振ったサイコロがアプリやVRと連動してゲーム内でも反映されるというサイコロです。

サイコロやカードは手で触れたいコンポーネントですが、得点計算や派手な演出はデジタルの方が得意な分野ですよね。その良い所取りができるかも知れないガジェットというわけです。

アナログとデジタルの橋渡しになってくれそうなコンポーネント、ボドゲの新しい形が生まれそうな気がしませんか? といったら大袈裟ですかね。

スマート・サイコロ「GoDice」

公式サイト:https://getgocube.com/godice/

公式サイトの説明などを読むと、6面体のサイコロ形状の中にセンサーが入っていて、出た目がいくつなのか通信しているようです。

専用の「DnD shell」を付けると20面体など6面体以外のサイコロとしても使えて、TRPGにも使えるようになると紹介されています。

専用のケースによる充電が必要ですが、チャージはわずか10秒。フル充電なら2時間ほど遊べるとのことです。

ちなみにお値段は、およそ1万5300円。

……やっぱり最新のガジェットは、そこそこのお値段ですね……

今回は「新しいガジェットが売り出されたから、そこからアイデアを考えてみよう!」というノリで、お値段については気にしない方向で行きましょう。

ボドゲに活かす

さて、ここまで書いておいてナンですが「アプリで出目を計算してくれるサイコロ」と考えると、ボドゲにそこまで影響を与える気がしなくないですか?

大抵のボードゲームはTRPGよりも計算が単純ですし、出目を足すだけならガジェットを使う必要も感じないですよね? ただの光るサイコロになってしまいます。

ですが「出た面が自動で分かる」ことと「アプリの設定次第で別のダイスになる」ことを利用すると、別の活かし方ができそうです。

例えば、ゲーム中にサイコロを組み替えるゲームというのがあります。デッキ構築の要領で、より強いアクションを集めて強いサイコロを作って有利に進めていくゲームです。

組み立て式のサイコロが必要になり、使っているうちに上手くハマらなくなったり勢いよく振ると分裂してしまったり……ということもあるんですが、アプリでサイコロの目の効果を切り替えればサイコロの強化が簡単にできます。

他にも、サイコロの出目に対応した効果が起きるゲームでは、強力な効果ほど成功率が低く設定されていたりします。1~3で成功する効果と、1か2でないと成功しない効果があったり、という感じです。つまり、時と場合によって「3」が成功になったり失敗になったりする訳です。

これが1つの効果だけ考えるなら楽ですが、3つ4つと効果が増えて「これは成功、これは失敗……」と個別に考えないといけなくなると結構頭がこんがらがりますよね。こういう処理も自動化できますね。

他にも、出目が1~6ではない特殊なダイスがIoTダイスなら1つでいくつも作り出せます。ボードゲームでは特殊なアイコンが書かれたサイコロもよく見かけますが、1つ1つのゲーム用の特注品ダイスではなく、IoTダイスならアプリを変えて複数のゲームに対応できそうです。

要するに「ゲーム中に出目の意味が変わっていくゲームの処理や、特殊なダイスを必要とするゲームがとても楽になる」というのがIoTダイスの強みだと思います。

とは言え、まだまだお高くてコンポーネントに組み込むのは難しそうですが、5年後10年後にたくさん使われてるかも知れません。そうなったら、ダイスゲームの概念はガラリと変わったりするかも知れませんね。