場に出たら、各プレイヤーは自分の魔法のアイテムを1枚手札に戻します。
いかにも悪用できそうなこの効果。
当然悪用でき、そして強いです!
このカードの強い点は「シナジーのあるカードが豊富」「十二季節の魔法使いバグコンボ アムサグブーツ!」!
このカードを使うと、魔法のアイテムを1枚手札に戻せます。
基本的には出し直す必要があり、コスト掛かり損になります。
しかし、出た時の能力があるものを戻せばもう1度使えてしまいます!
例えば、「壮大の錫杖」・「神聖の杯」・「オラフの祝福の像」。
これらは出た時に、高得点をもたらします。
これらを戻してもう1回!
コストの工面は大変ですが、決まれば勝ち!
また、「吸血の王冠」・「呪われしエイラスの論書」と各種アミュレット。
これらは出た時に、ボーナスがあるもの。
コストの元手が少ないので、比較的苦労なく使いまわせます!
「吸血の王冠」は、1枚引くか捨てるかを選んで実行。そのカードの得点分魔力を獲得できます。運任せですが、基本的に当たるのでドロー&魔力獲得。
それをもう1回!
「呪われしエイラスの論書」は、召喚ゲージ+1、魔力+2、クリスタル+10するカード。得点は-10なので、基本的にはクリスタルと差し引いて0点カード。
しかし、アムサグで戻して出すと、「召喚ゲージ+1、魔力+2、クリスタル+10」をもう1回得られるので、+10点のカードになります!
ボードゲームやカードゲームをやっていると、それだけでゲームを決めてしまうようなコンボに遭遇します。
アムサグブーツはその内の1つ。
諸悪の根源は「時のブーツ」。
このカードは、出した時1~3カ月時間を進めるか戻すかします。
このカード自体強力なカードです。
しかし、アグサムと合わさるとそれどころではなくなります。
やることはシンプルです。ブーツを出して、アムサグで戻して、もう1度ブーツを出すだけ。
起こることもシンプルです。一気に6カ月進むだけ。
しかし、それによって巻き起こるのは阿鼻叫喚です。
基本的にプレイヤーは最終ラウンドを目いっぱい使って、手札のカードを消費する算段を建てます。
しかし、このコンボが決まれば8~12月が急になくなります。
消費しきれなかった手札は失点になり、プレイする予定だった強力なカードも無に帰します。
あ、あと対戦相手はアムサグで戻されたカードも失点になりますね。その点もなくなりますし。
その中、自分だけきちっとカードを消費し、きれいにゲームを終えられる。
実質生み出される点数は膨大なものとなります。
このコンボは基本的にピック段階で防ぐより他ないように思えます。
どうせ使っても強力なのだから、「首長のアムサグ」と「時のブーツ」は見たら取るくらいの感覚でいいのかもしれません。
中途半端なタイミングで使うと、相手の得の方が大きくなることがあります。
上記の再プレイしたら強力なカードは、もちろん相手の場にもあるわけです。
このカード、根本的には全員に同じ効果をもたらすもの。
自分だけ知っているから、すごい得するだけです。
ですので、ピック中これを見たプレイヤーに予測されてしまうということ。
逆に言うと、戻して得するようなカードをできるだけ早めにプレイすることで、少しだけケアできるのです(とはいえ、最終ラウンド最後手番にされるとどうしようもないですが)。
他の強力なカードをと比べて、ちょっと扱いが難しいかもしれません。
僕は好きです。
・前回はコチラ