こんにちは!
社内ボドゲ会レポ第3回目です!
今回は、あの名作ボドゲ。
(*すいません。写真は後日貼ります)
クニツィアの名作競りゲー!
競りゲーといえばこれ! というくらい、ど定番のゲーム!
あなたは画商となって、絵画を売り買いします。
しかし、その絵画はモダンアート。
流行によって、価値が乱高下します。
あなたは売買を流行を操作し、画家たちをサポートすることができます。
流行に乗り、多額の利益を得られるよう努めましょう。
ゲームの目的は簡単。
ーー最もお金を稼ぐこと。
それだけです。
……は他の解説サイトに任せましょう。
というのも、有名なゲームですしね。既に知ってるという方も多いでしょう。
というわけで。特徴的なルールをあげていきたいと思います。
モダンアートではいろいろな方式の競りを行います。
種類はこんなです。
・「公開」:値段を言っていく競り。「1万!」→「1万1000!」みたいな。
・「一声」:出品者の隣から順に値段を付けていく。
・「入札」:いわゆる握り競り。お金を握って一斉公開。1番多く出した人が獲得。
・「指値」:出品者が値段を決める。その値段で買う人がいたらその人が買う。
多くの競りゲーは1種類の方法を採用しています。
握り競りがよく使われますかね。
しかし、「モダンアート」は贅沢。
全部採用。
多様な競りを味わえるのは「モダンアート」の大きな魅力だと思います。
競りの種類が多いのは、その都度違うゲームをしているみたいで、飽きが来ずとても面白いです。
そして、これらに強弱があるのも面白いです。
諸説ありますが、個人的にはこんな感じ。
指値<<<一声<<入札≒公開
「指値」は値段が出品者のもので固定されてしまうのが弱点。
他の競りは値段決定が他に委ねられているので争いが起こり、相場より高くなる傾向があります。
「一声」は値段決定の機会が各1回しかないのが弱点。というか、1回だけの「公開」みたいなイメージ。
値段決定の機会が多くなると、値段が高くなる傾向があると思います。これも争いが起こるから。
「入札」も1回しか値段を決めてないけど? と思うでしょう。
確かにそうですが、「入札」は購入者が頭の中で勝手にシミュレートして、勝手に何回も値段を決めてるようなものです。
その結果、決まった値段を握る。
そのため、思っていた以上の値がついたりすることがあります。
「公開」。この競りはすごい。
みるみるうちに値段が釣り上がります。
特に2人以上乗って来た時は、悠に想定値を超えて来ます。
このように競りには強弱があります。
しかしカードはランダムに配られるので、弱いカードも売っていかなければなりません。
そこが腕の見せ所!
うまく「指値」を使えた時の喜びは、なんともいえないものです。
クニツィアはジレンマ職人。ということで、このゲームもいろいろなジレンマが搭載されています。
その中でも1番はこれ。
「5枚目のカードは競りを行わない」
このルールです。
このゲームではお金を得る手段は2通りあります。
1つ目は「絵を買って、払ったお金以上で売る」。
2つ目は「自分の手札を相手に売る」。
つまり、ゲーム中のターン数分だけお金を得る機会があります。
2つの差としては、前者は不確定、後者は確実。
前者はリスクを多く含みます。
想定の値段にならないかもしれないし、そもそも値がつかないかもしれない。
一方、後者は安心です。
売った瞬間にお金がもらえます。
しかも、最も適したカードを出せるので大きな集金になります。
それを踏まえて「5枚目のカードは競りを行わない」。
これはつまり、「最も大きな金額で売れるであろうカードを売る機会を捨てる」ということです。
基本的には大損を喰らいます。
とはいえ、出さないと流行1位が変わってしまう。うう……。
このゲームをやっていると、何回も出くわす名ジレンマですね。
難しいけどめっちゃ面白い!
このゲーム、プレイ数少なめで手探りでやるのももちろん楽しいです。
しかし、やはり何回かプレイし、相場観などが身について来てからやるとさらに楽しい!
誰がトップかを考え、どこにお金を流していいか。
お金をたくさん稼ぐゲーム。と言いましたが、正しくいうと……。
「全員の中で最も多くのお金を持っていれば勝てるゲーム」です。
2位よりもお金を持っていれば言い訳です。
ですので、時には自分がちょっとしか得しない売買も必要になってきます。
負けている人にお金を投げてもいいんです。トップなれるのなら。
その判断を正確にできるかが、「モダンアート」で勝つために必要な要素の1つと思います。
あと単純に絵の売り買いが楽しいです!
テレビで見るような競りを体験できるし、相手から直接お金をもらったりもします。
結構、ごっこ遊び的な楽しみもあります。
これは大事。
というわけで、今回は「モダンアート」でした!
ルールは簡単なのに、難しい。……けど面白い!
恐ろしいゲームです。
是非、遊んだことない人は1度遊んでみてください!
色々なバージョンがあるので、好きな絵のものを買うといいですよ!