お題は「ため」。人の為と書いて偽りと読む、なんて言葉もありますが他人のためにお節介を焼くのも人情というものでしょうか。
情けは人の為ならずとも言いますし、人を助けると自分も得をする、というのはゲーム性に取り入れられそうですね。とは言え、完全に得するだけだとゲームにならないですね。
味方のふりをした敵がいたり、リスクやデメリットがあったり……今回は、前者の方で考えて正体隠匿系のゲームを考えてみます。
『あなたのためだから』 3~6人
正体隠匿ババ抜き。イラストの行いを良い悪いで伝えて、手札を捨てて行きましょう
①役職カードを1枚ずつ配り、陣営を決める。役職は「天使」「悪魔」の2種類で、プレイヤーが3~4人なら悪魔は1人、5~6人なら悪魔は2人。悪魔だけは他のプレイヤーの役職を知っている
②各プレイヤーにカードを均等に配る。人が何かをしている場面のイラストが描かれている。イラストは抽象的で見ようによって解釈が変わるような物になっている
③カードの柄が同じならペアにして捨て札にする
④手元に残ったカードの枚数が一番多い人がスタートプレイヤーになる
⑤手番のプレイヤーは、自分のカードを誰かに渡すか、カードを貰うか選び、宣言する
・渡す場合:他のプレイヤーを1人選びカードを裏向きで渡す
・貰う場合:他のプレイヤーは渡したいカードがあるなら1枚ずつ出して、手番のプレイヤーがどれを貰うか選ぶ
※カードを出す時、そのイラストを伝えるために「良い行いです」「悪い行いです」のどちらかを言うことができる
※カードは必ず、1枚移動させないといけない(渡された側が受け取り拒否したり、誰からもカードを受け取らないことはできない)
⑥最後まで手札が残ってしまったプレイヤーが居た陣営が敗北
※自分の手札が無くなったプレイヤーは以降手番をスキップされる
カードの柄を揃えるババ抜きゲームです。欲しいカード、渡したいカードを行動の善悪で伝えないといけないので、価値観のズレが見えて面白いかも知れません。正体がバレるとカードを渡したり、受け取ったりが制限されるので苦しくなりそう。