ボードゲーム & カードゲーム の 開発

FakeDiggerができるまで〜Fakers編 ③ 〜

黒の宝石

『黒』の宝石の登場で、『宝石発掘ゲーム』は飛躍的に成長したと感じている。
コンセプトというか、目指すべき方向性が何となく定まった気がした。
この宝石は当初、何の価値も持たない物として考えていた。
宝石カードを1マスに1枚ではなく、何枚か重ねて置こうという発想から、『誰にも価値のない宝石』、いわゆる『偽物』として、カード枚数を増やす為に生まれたが、試行錯誤を重ねる中で、マイナスの価値を持つ宝石にした方が面白くなると考えた。

マスは5×5の25マスから、3×3の9マスに変わり、中央以外の8マスに5枚ずつ配置する事にした。
宝石カードは赤、青、黄、緑、各5枚に黒20枚が加わり、全40枚になった。
半分が黒の宝石というのは、さすがに多いような気はしたが、枚数のバランス調整を繰り返し、ひとまずこのような配分に落ち着いた。

目論見

▲当初の黒の宝石

私個人のこだわりとして、この黒の宝石は一見価値がないように見えるが、集めると何よりも価値がある物に化ける・・・という設定を作りたかった。
それこそが、このゲームの醍醐味と呼べるような物にしたかった。
ただ、それはあくまで逆転要素であって、本筋ではないボーナス的な要素にしたかった。
麻雀でいう『国士無双』のようなイメージである。

ゲーム開始時の初期資金を1000M(マーミー)、発掘を行うごとに10Mを消費し、自分のターゲットにする宝石は1つ200Mで換金できるが、それ以外の宝石は0M、黒の宝石は1つにつき、200Mのペナルティとなる。
縦横いずれか1列の宝石カード山札がなくなったらゲーム終了で、その際に総資金が一番多いプレイヤーの勝利としていた。
そこに、同じ色の宝石を5枚揃えると、2000Mという破格のボーナスを得る事ができるというルールが追加された。
何故、資金の単位がM(マーミー)なのかは、非常にくだらないので割愛するが、そのうち気が向いたら書くかもしれない。

ゲーム名が決まる

こうして『宝石発掘ゲーム』は少しずつ形を変えていったが、なかなか仲間が集まらず、日々進化していくこのゲームを試す事に苦労していた。
そこで思いついたのが、プログラムでシミュレータを開発する事だった。
その時、開発したアプリに私は『宝石発掘ゲーム』改め、『Fakers』と名付けた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です