ボードゲーム & カードゲーム の 開発

居酒屋オブザデッド2次会 増版決定! は、良いとして生産数って難しい

ゲムマ2022春で販売した『居酒屋オブザデッド2次会~裏切りのソーシャルディスタンス~』ですが、大人気につき増版決定いたしました!

めでたい!!

これでより多くの方にゲームを遊んでもらえます。

……で、めでたいのですが。今回のブログは「生産数って難しいよね? ね?」というお話です。

完売は良いことだけど、最高ではないらしい

居酒屋オブザデッド2次会は、ありがたいことにゲムマで完売したんです。

本当にありがたいことなんです。が、マーケティングの話で言うと「完売は最高ではない」らしいんですよ。

え? 買ってもらったんだから最高じゃん! と思うんですが、マーケティング的には「完売したってことは数が足りなくて、欲しい人に買ってもらえなくなったってことでしょ!」と考えるそうです。

なるほど……確かに。せっかく「欲しい!」って言ってくれたのに売り切れちゃっていて残念な思いをさせてしまった皆さん、ごめんなさい。

こういうことを「機会損失」と言うそうです。買ってもらえる機会を無駄にしてしまったから損失だ、ということですね。

完売は数が足りなかったということ。覚えておきます。

それなら沢山作れば良いの?

足りないのは良くない。なら沢山作ろう! 沢山作れば単価も抑えられてお買い得なボドゲにできるし!

と、思うんですがこれもやっぱり違うみたいです。作りすぎて在庫を一杯抱えちゃうとそれはそれでお金かかっちゃって身動き取れなくなってあばばばばば……そりゃそうか。

という訳で理想は「数個、売れ残るくらいの量を作る」が良いらしいです。

いや……ムズくない? そんな正確に売れる個数見積もれるの?

え……ムズ……

まとめると、沢山作れば皆に行きわたるけど在庫抱えるリスクがある。少なく作るとリスクは抑えられるけど機会損失がある。という感じですかね。

つまり「ちょうどよく作ろう!」

いや、それができれば苦労しないんですよ……

と、いうことで『居酒屋オブザデッド2次会』は、よく言えば増版決定するくらい人気でした。悪く言えば、もうちょっと多めに作っておけばよかったね。ということです。

同じ「増版」なのに別の見方ができるのが、ちょっと面白いですね。